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「冒険また冒険」LP復刻盤

 投稿者:落し文  投稿日:2018年 7月15日(日)00時23分56秒
返信・引用
   白野さん---早速にBerlin Affair の映像*とCDとの詳細な比較解析結果を投稿いただきありがとうございました。
 失礼な言い方ですが,極めて集中力を要する作業を私が資料をお送りしてから2週間足らずでやってのける・・・やはり白野さんはただ者ではありません。私が師と仰ぐゆえんです。
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

   * 放映時間120分のオリジナル版入手は今後の課題とします。
______________________________________

 本題に入ります・・・

 6月12日付けリリース,フランスのレーベル、Culture Factory 系列のLMLR(Elle aime l'air)からLPの復刻。

 https://culturefactory.fr/vinyl-store/4685-vinyle-francis-lai-l-aventure-c-est-l-aventure-vinyle-bleu-3700477828417.html

 購入は,英国ダンスミュージック専門のオンラインレコードショップJuno Records
を推奨(試聴可。)

 https://www.juno.co.uk/products/francis-lai-laventure-cest-laventure-soundtrack/692343-01/

 復刻元LPは,UA(ユナイテッド・アーティスツ・レコード) UAS29296(FR 1972)。

 材料にカーボン・ブラックを混入していないカラー盤(blue vinyl LP)であること,上記サイトで試聴の際ノイズを感じたことから音質に期待はできませんが,実際手に取るとジャケットの出来映えが上々で,それだけでも満足できます。
 
 

御礼 次回11月3日コンサート 来年夏頃のフランスでのコンサート予定

 投稿者:ピアノ即興詩人かわせひろし  投稿日:2018年 7月 1日(日)15時22分52秒
返信・引用
  白野様、落し文様、いつも本当にありがとうございます。

ようやく少し落ち着き、2月に教えていただいたある愛の詩、先月の無責任恋愛作戦、2枚をスペインに注文致しました。

私の方は、5月5日のコンサートを終え、11月3日昼から午後、相鉄いずみ中央テアトルフォンテでのコンサート、何年も延期となっています、フランシス・レイ様ご本人とのフランスでの企画を、引続き準備して参ります。
ぜひ皆様ともご一緒させていただければありがたく、よろしくお願い申し上げます♪

https://francislai.jimdo.com/

 

Re: ユニヴァーサル3作品集 その3

 投稿者:白野弁寿  投稿日:2018年 7月 1日(日)14時02分22秒
返信・引用
  > No.542[元記事へ]

落し文さんからBerlin Affair の映像資料を頂戴したので早速CDとの比較解析を行ってみました。

 MOVIES MADE FOR TELEVISION など多くの資料ではオリジナル放映時間が120分と記載されている。またIMDbでは英国公開版が97分と記載されており、今回頂戴した映像資料の本編実測値が約96分であることから、英国公開版の可能性が高い。
 この96分の間に、ブリッジ音楽も含めて、31箇所に音楽が流れていた。ここでは登場順に検証してみたい。
#01 映画の冒頭、ユニヴァーサルのロゴの背景に流れる短い音楽
 海岸に打ち上げられた謎の溺死体を映し出す導入部のあと
#02 メインタイトル
 この#01と#02はCD01 Berlin Affair (Main Titles)となっている。
#03 主人公ピート・キリアン(ダーレン・マクギャヴィン)が新しい任務の資料を閲覧して、そのターゲットが旧友ポール・ストランド(ブライアン・ケリー)であると知る場面の音楽=CD03
#04 そのことをボスのジョー・マリセント(フリッツ・ウィーヴァー)に訴える場面=CD10の後半部分
#05 飛行機でベルリンに降り立つ場面=CD07
#06 ポールと接触する前に、ピートが仲間のエージェントと会って、カフェテラスのブロンド娘を見つめる場面=CD05の中間部
#07 ピートとポールが尾行者クラウス(ラインハルト・コルデホッフ)に気付き、協力して追い払う場面=CD10の後半部分
#08 ピートがクラウスたちに捕まり薬物を注射される場面=CD04の後半
#09 ピートがポールと再会し、不意打ちされて水路に落とされる場面=CD04の前半
#10謎の女ウェンディ(パスカル・プチ)を調べるため、彼女が住むアパルトマンに引っ越し、偶然を装って知り合い、留守中に盗聴器を電話に仕掛ける場面=CD02
#11 ウェンディが部屋で聴くレコードから流れるソース音楽=CD13。映画ではプレイヤーが故障していて、途中で音程が外れる。
#12 これも同じソース音楽=CD13。ピートがプレイヤーを修理して再びレコードを掛けて一部が再度聞かれる。
#13 CD06の後半部分。
#14 ウェンディとポールが遊覧船で会うシーン~ピートがボスの秘書と電話連絡するシーンのブリッジ音楽=CD08の前半部分
#15 ピートがジョーとベルリンの観光名所(残念ながら詳細不明)で接触する場面=CD08の後半
#16 ウェンディが自宅でポールからの電話連絡を待ち受け、ピートからの電話を勘違いして、夜のベルリンを歩く場面=CD09
#17 ウェンディとピートがデートする場面~ウェンディの部屋で結ばれる(ことを暗示する)場面=CD06の前半
#18 人気のない工場でピートがランギン(クロード・ドーファン)たちと接触する場面=CD11 モリコーネ調の音楽
#19 ランギンのギャラリーに忍び込んだピートが腕時計の秘密を知る場面=CD12
#20 部屋に戻ったピートがウェンディからの盗聴器入りの封筒に気づく場面=CD18の後半
#21 ウェンディの部屋を訪ね素性と恋心を明かしながらも、再び盗聴器を仕掛けるピート=CD17
#22 再びウェンディとポールが遊覧船で会うシーン=CD10の冒頭部分
#23 ランギンと交渉するピート=CD10の中間部
#24 ランギンのギャラリーで客を見送る女性従業員=CD18の冒頭部分
 #22~#24 はいずれもブリッジ的な使われ方で10~15秒程度
#25 ランギンに素性を明かし、金を受け取るウェンディ=CD15
#26 空港でポールに金を渡すウェンディ=CD14
 #25~#26は殆ど連続している
#27 空港で対峙するポールとピート=CD19
#28 ウェンディを射殺するポール~ポールを追い詰めるピート=CD20
#29 部屋に戻ったピートが盗聴器の留守録を聞いてウェンディの部屋へ駆け上がる場面の短い音楽=ウェンディのテーマだがCD曲は特定できないでいる
#30 ウェンディの部屋で待ち受けていたジョーとピートの会話=CD21
#31 エンド・タイトル=CD22
 以上のように、CDの曲順は映画の登場順とは異なり、また複数回使用されているものもあるが、MUSIC BOXからリリースされたCDに収録された曲は、メインタイトルの別テイクを除いて、22曲ほぼ満遍なく使用されていることが確認できた。
 頂いた映像資料は(当然ながら)字幕はなく、筆者の英語力の限界で若干ニュアンスが理解できていない部分もあろうかと思いますが、その辺は平にご容赦ください。
 貴重な映像資料を送っていただいた落し文さんには感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。
 

無責任恋愛作戦

 投稿者:落し文  投稿日:2018年 6月15日(金)23時57分7秒
返信・引用
  6月14日付けリリース,スペインのサントラレーベルQuartet Recordsから。

収録曲は,LP( WARNER BROS. WS1711)と同じ模様。

  → http://www.quartetrecords.com/the-bobo.html
 

古賀力さん逝去

 投稿者:白野弁寿  投稿日:2018年 5月28日(月)23時29分22秒
返信・引用
  シャンソン歌手で作詞家・訳詞家の古賀力(こが つとむ)さんが亡くなられました。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/05/27/kiji/20180527s00041000507000c.html

もう30年以上前になりますが、当時赤坂見附にあった古賀さんのお店「ブン」に粋田と初めて行きました。ブンは何年か前に閉店してしまいましたが、いまだに古賀さんのシャンソンは愛聴盤です。古賀さんの訳詞はフランシス・レイの曲と同様、すべてが素晴らしいものなのですが、中でもジャック・ブレルの「泣く友を見る」は最高傑作であり、また古賀さんの追悼には欠かせないものだと思います。

内乱に明け暮れる 不幸な国もある
今 この世界に アメリカはもうない
金に匂いなんかない 花は踏みにじられた
だが何より辛いのは 泣く友を見ること

敗北の悲しみ 立ったままで死ぬ
こうべはすでに垂れて 気力で生きている
不貞な女たち 殺される鳥たち
だが何より辛いのは 泣く友を見ること

50歳にもなる 子供たちの住む
疲れきった街も 救えない社会
時間に殺された メトロの溺死人
だが何より辛いのは 泣く友を見ること

鏡にも映してみよ ユダヤである勇気も
ニグロであるエレガンスさえ 持ち合わせていない
全ての人間は同じ兄弟だ
だが何より辛いのは 友が今死んでゆく

合掌。そして勇気を与え続けてくれた素晴らしい詞に 感謝。
 

5/5(土)フランシス・レイ86歳誕生祝コンサート

 投稿者:ピアノ即興詩人かわせひろし  投稿日:2018年 5月 3日(木)23時50分0秒
返信・引用
  白野先生、落し文様
いつも大変貴重な情報を本当にありがとうございます。

さて、フランシス・レイ作品をたくさん演奏する恒例のコンサート
昨年は結局できませんでしたが、今年は4/26の86歳お誕生日から1週間半を経て
5/5の夜、横浜、相鉄二俣川駅前、サンハート音楽ホール にて開催致します。
ファンの皆様には、受付でリクエストも募集させていただきますので、ぜひ
いらっしゃってください。よろしくお願い申し上げます。
                    ピアノ即興詩人かわせひろし

https://francislai.jimdo.com

 

今宵バルドーとともに

 投稿者:落し文  投稿日:2018年 5月 3日(木)23時14分0秒
返信・引用
  白野さん―“LE PETIT POUCET”から“ある愛の詩”まで,これ以上望めないほど精緻な解説(研究発表)を一気に掲載いただき,ありがとうございました。
DVD*による検証,既存レコードの収録曲との比較,それらによる謎解き・・・加えて,完璧なコレクション!に基づく画像掲載・・・これができるのは,世界中,白野さんただ一人です。
おかげで私たちは,発売後ほどなくして最良の「日本版ライナーノーツ」を入手できたことになります。本当にありがとうございました。

* 近々BERLIN AFFAIRのDVDを入手する見込みがあり,白野さんにお送りする予定です。

ところで,本題について―Universal Music Japan から 「Spécial Bardot (1968) 今宵バルドーとともに」(参考:'Brigitte Bardot Show', broadcasted in USA 10-11pm,3/12/68 on NBC-TV)のサウンド・トラック盤が「ブリジット・バルドー・ショー+13 [SHM-CD] 」として(2度の延期を経て)5月23日にリリースされる予定です。

https://www.universal-music.co.jp/p/uicy-78683/

今回は「2017年最新リマスター音源」と「SHM-CD仕様(Super High Material高素材CD)」が特徴ですが,後者は保存性がよくなる程度でしょうか。
商品紹介では,テレビ版は「1968年1月1日に本国フランスで放映されたテレビ番組」
となっていますが,白野さんの解説では,厳密に「年末のスペシャル番組として企画されたTVショウ。フランスでは1967年の大晦日に放映された。」となっています。
 また,どういうわけか,「日本では1969年にゲンズブール特集の一環として劇場公開された。」との解説が一般的です。
 実は,アメリカでTV放映された後,日本では「NHK総合チャンネル!」で放映されており,私はこれを視聴しました(当時の資料が手元になく,今は日時が特定できません。)。

 Laiの曲は,AZレコードと同じ5曲で,増減はありません。
1.    Marseillaise Générique
2.    Saint-Tropez
3.    Port Grimaud
4.    Paris
5.    David B...
RIGITTE BARDOT
蛇足ですが,このころNHKラジオで毎晩11時から「夢のハーモニー」という番組をやっていたのですが,そのなかで何度かLaiの曲だけが流れていました。日本コロムビアがLaiのオリジナル・インストゥルメンタルだけを収録したLPを出していたのだと思います。
 

ある愛の詩

 投稿者:白野弁寿  投稿日:2018年 3月21日(水)16時37分59秒
返信・引用
   先日スペインQUARTETからリリースされたフィルム・スコアを含む28曲入りCDを入手、ざっとですが検証できましたので、報告します。

MUSIC FROM THE MOTION PICTURE / LOVE STORY / CD SP QUARTET QR 313 (2018)
The Original Album
1. Theme from Love Story
2. Snow Frolic
3. MOZART: Sonata In F Major (Allegro)
4. I Love You, Phil
5. The Christmas Trees
6. Search for Jenny (Theme From Love Story)
7. Bozo Barrett (Theme From Love Story)
8. Skating in Central Park
9. The Long Walk Home
10. J.S.BACH: Concerto No.3 in D Major (Allegro)
11. Theme from Love Story (Finale)
12. Snow Frolic (single version)
The Film Score
13. Theme from Love Story
14. I Love You, Phil
15. MOZART: Sonata In F Major (Allegro)
16. Lovemaking
17. Snow Frolic
18. J.S.BACH: Concerto No.3 in D Major (Allegro)
19. Bozo Barrett
20. Search for Jenny
21. The Christmas Trees
22. The Long Walk Home Part 1
23. The Long Walk Home Part 2
24. Skating in Central Park
25. The Long Walk Home Part 3
26. Finale
Bonus Tracks
27. Snow Frolic (Alternate Mix)
28. Theme from Love Story (Guitar Version)

Music Composed and Produced by Francis Lai
Music Conducted by Henri Leonard
Piano: Georges Pludermacher
Original Album Produced by Tom Mack for Paramount Records

 最初の12曲はオリジナルLP(米パラマウント PAS6002 ほか各国盤再発盤多数)に収録された11曲と、シングル盤(米パラマウント PAA0086、日ビクターJET2081)のみリリースされた“雪の中の戯れ”のシングル・ヴァージョン。
 13~26は“フィルム・スコア”で、実際に映画で使用された順に収録されている。この“フィルム・スコア”の中で特に注目したいのは20と21の2曲。20はけんかして家出したジェニーをオリヴァーが探し回る場面の曲で、音楽科のキャンパス内で練習中の曲も編集されている。21は曲名が示すとおり、学生結婚してロー・スクールに通うオリヴァーがクリスマス・ツリーを売る場面の音楽。LPにはレイのオリジナル曲が収録されていたが、映画の中では、“聖夜” “ジングルベル” “もろびとこぞりて”など既成のクリスマス・ソングがアレンジされていた。米国と日本でのみリリースされていたセリフ入りダイジェスト盤2枚組LP(米パラマウント PAS7000 / 日SJET 8334/5)の中でもレイのオリジナル曲が収録されていたので、これは今回初収録となる。
 もうひとつ注目したいのが22、23、25の3曲。これらはいずれもジェニーの不治の病を通告されたオリヴァーのショックを表現したもので“家路はるか”と名付けられている。この中でオリジナルLPの9に相当するのは22で、雑踏や自動車のクラクションが収録されている。CDライナーによれば、このクラクション・サウンドはレイの前任者ジミー・ウェッブの発案によるものだという。ウェッブは自動車のクラクションを録音し、それをオシレーター(発振器)を通して速度を変えるなどの処理が施され、“クラクション・オルガン”と称していたようだ。皮肉なことに、このような実験音楽がパラマウント上層部の意にそぐわず、レイに交代される一因となったという。
 実際に映画で使用された“フィルム・スコア”の中で、唯一収録されなかったのは、教会でジェニーが子供たちの聖歌隊に教えている讃美歌「Lo! A Fair Rose Is Blooming エサイの根より」くらい。これは映画のエンドタイトルにクレジットされていた。
 ボーナス・トラックが2曲。27は“雪の中の戯れ”のシングル・ヴァージョンの別テイク。12とは後半部のトランペットが抑えられている。
 28はメインテーマのギター・ヴァージョン。既発売の中では1.の中間部に近い演奏となっている。

 フィルム・スコア以外で残念だったのは、主題曲のシングル・ヴァージョンが未収録だったこと。これはもう1枚の米盤シングル(PAA 0064)に収録されたLP未収録の別テイク。カップリングは8. Skating in the Central Parkのショート・ヴァージョンであった。
 ところで、もうひとつ気になっているのがCDライナーの最後のページのクレジット。4行目に
Music Conducted by Henri Leonard
とある。
このHenri Leonard という人物について詳細は不明なのだが、CDライナーにもクレジット以外に記載がない。
『ある愛の詩』は世界的大ヒットとなったため、全曲カヴァーLPも数種類確認されている。その中の1枚、仏Musidisc盤(CV 1155)の指揮者がHenri Leonardなのである。このMusidisc盤はサントラLPの11曲を比較的忠実にカバーしたものだが、今回久しぶりに引っ張り出して確認したが、少なくともCD収録曲との一致は全くなかった。

 なお、ついでにセリフ入りダイジェスト盤2枚組LPもあらためて聴き比べてみたが、大きな収穫はなかった。しいて挙げれば、“雪の中の戯れ”のシングル・ヴァージョンが使用されていたこと、いわゆる“フィルム・スコア”ではなく、音楽のみのテイクを使用してかなり編集した(本当に)ダイジェスト盤であることが確認できたこと くらいか。

画像は全曲カバーの仏Musidisc盤LP(表と裏) と その中から4曲セレクトされたEP
 

ユニヴァーサル3作品集 その3

 投稿者:白野弁寿  投稿日:2018年 3月11日(日)17時12分3秒
返信・引用
  最後に BERLIN AFFAIR について

 エリオット・ウエストの原作をデヴィッド・ローエル=リッチが監督したサスペンス・スリラー。主演はダーレン・マクギャヴィンで、クロード・ドーファンやパスカル・プチが共演。ユニヴァーサルの製作でロケーションは西独で撮影されたテレフィーチュア。米国では1970年11月2日NBC系で放映されたが日本では未放映。
 2018年、仏MUSIC BOXからリリースされた2枚組CD“FRANCIS LAI AT UNIVERSAL PICTURES”のCD2に23曲が初収録された。

1. Berlin Affair (Main Titles)
2. Steinplatz
3. Paul and Pete / Information Center
4. Pete Left for Dead / Klaus
5. Blonde
6. Wendi and Pete / Wendi Meets Paul
7. Jet Flight
8. Berlin / Albert and Camera
9. Phone Call
10. Everything / To Catch a Friend
11. Pursuing Pete
12. Pete in Gallery
13. Wendi
14. Galt Handcuffed
15. Wendi Takes Money
16. Languin
17. Pete Loves Wendi
18. Antique Store / Taped Wristwatch
19. Showdown
20. Wendi’s Death
21. Joe Taunts Pete
22. Bugged Telephone / Berlin affair (End Titles)
23. Berlin Affair (Main Titles) (Alternate)

1-23: Orchestrated and Conducted by Christian Gaubert
Recorded at Davout Studios (Paris, France)
Music Supervision: Stanley Wilson

 残念ながら映像資料を入手できていないので、ここではCDライナーも参考にしながら、収録曲について検証してみたい。
 いくつかの例外を除いて、メインタイトルテーマとその変奏(1,8,12,23)、パスカル・プチ演ずるウェンディのテーマ(2,6,16,17,21,22)、および、サスペンス・テーマと変奏(3,4,9,10,14,15,18,19,20,)を中心に構成されている。
 メインタイトル1.と、別テイク23.は、イントロ部分と、中間部のアレンジが異なっている。なお、このメインタイトルのモチーフは、4,11,17,20,21,22などでも断片的に聴かれる。
 ウェンディのテーマは、CDライナーにもあるように、まったく異なる2つのメロディで構成されており、主にギターで演奏されるAメロと、主にチェンバロで演奏されるBメロが交互に現れる形になっており、典型的なのは2.と6.である。またこのうちBメロは、上記以外にも9,12,18などでも聴こえてくる。
 サスペンス・テーマは、レイ作品には珍しく、パーカッションあるいはリズムセクションを多用し、またそれ以外の楽器も打楽器的な演奏が取り入れられている。後述する11.もこのサスペンス・テーマがベースとなっている。

 5.は女声ヴォーカリーズをフィーチュアしたポップ・ナンバーで、CDライナーによれば劇中では殆ど使用されておらず、レコード用に録音されたものではないかと推測されている。
 7.は曲名からすると空港のシーンなどにでも使用されたのだろうか、軽快なソース音楽である。
 11.は、CDライナーにも記されているように、西部劇のゴーストタウンを想起させるモリコーネ・タッチの曲。サスペンス・テーマを基調とするがアレンジはまったくのモリコーネ・スタイルになっている。
 13.は、曲名こそ Wendi となっているが上述のウェンディのテーマとは異なるもので、ギターが奏でる哀愁のメロディー。CDライナーによれば、ウェンディが故障したプレイヤーでレコードをかける場面で流れるソース音楽で、そのため若干音程を外した効果が使われているという。

 これまで聴いた限りでは、いずれの曲も、少なくとも筆者は初耳の曲ばかりで、この作品以前に作曲された作品の使い回し、あるいは再使用はなく、またこの作品以降にヴォーカル作品への転用などもないように思える。
 もし本作の映像資料について情報をお持ちの方は、ぜひぜひご教示いただければ幸いです。

さ~て、次は「ある愛の詩」ですな・・・
 

ユニヴァーサル3作品集 その2

 投稿者:白野弁寿  投稿日:2018年 3月 4日(日)19時51分32秒
返信・引用
  続いて『非情の切り札』について

HOUSE OF CARDS 非情の切り札
 ジョン・ギラーミン監督がジョージ・ペパード主演で撮ったハードボイルド・アクション。共演はインガー・スティーヴンス、オーソン・ウェルズ。ドイツ公開は1968年9月20日、日本公開は1969年3月11日。

14. House of Cards (Emblem and Prologue)
15. Chateau de Cartes
16. Scene on the Seine / Danger and Death
17. The Villa
18. The Arsenal / Over the Roof
19. The Human Concert
20. Ballroom Source
21. Reno Arrives
22. Chateau de Cartes (Instrumental)
23. Restricted / Fruitful Flight
24. Trip to Rome
25. Forced Finale
26. Flame Game
27. Meeting Day
28. Chateau de Cartes (Alternate)
29. Chateau de Cartes (End Credits)

14-29: Orchestrated and Conducted by Christian Gaubert
Recorded at Davout Studios (Paris, France)
Music Supervision: Joseph Gershenson
Track 29 Chateau de Cartes Lyrics by Pierre Barouh ? Music by Francis Lai

 CDには16曲が収録されており、主題歌29とその変奏(15,17,19,22,24,28)、陰謀のテーマ14とその変奏(16の一部,21,23,26,27)を中心に構成されている。
 この作品も『濡れてる牝猫』同様、収録曲順は時系列ではなく、アナログ・スタイルで再構成されている。
 スペインでデジタルリマスターされた正規版DVD(8249124)がリリースされている。このDVDと、1982年に二ヵ国語で放映されたTVKの録画をレファレンスとして検証した。
14はユニヴァーサルのスタジオロゴ~セーヌ河から死体が引き上げられるオープニングに流れる“陰謀のテーマ”。また映画の中盤(43分過ぎ)にも断片的に流れている。
15、22、28はいずれも主題歌のインストヴァージョンだが、映画ではこれらの演奏は使用されていない。15は女声ヴォーカリーズをフィーチュアされている。
16は電気アコーディオンをフィーチュアしたミュゼット風のワルツ曲“セーヌのシーン”と劇中ブリッジ音楽あるいは断片的に流れるサスペンスフルな短い曲を集めた“危機と死”から構成されている。“セーヌのシーン”はパリの街を彷徨い歩くレノをアンヌの乗る車が拾い、ポールの家庭教師として雇われるシーンで流れる曲だが、映画の中では、電気アコーディオンではなく、おもちゃ風のピアノによるヴァージョンが使用されている。このフィルム・ヴァージョンはCDには収録されていない。“危機と死”はレノが襲撃されてパリの街中を逃げるシーンが印象的だが、曲の中間部(2分40秒くらい)のブリッジ音楽は21のイントロ部分と合わせて、最初ポールを連れてレノがド・ヴィエモン邸を訪ねるシーンで聴かれる。またディジョンの別荘でレノがボジェール夫人を助けるシーンでも同じパターンで使用されている。
17はハープ・ソロのイントロから始まる主題歌のインストヴァージョンのひとつ。レノとアンヌがポールの行方を追ってヴィラ・フラスカッティに向かう場面に流れた。
18はミステリアスなパーカッション曲“兵器庫”と、レノが幽閉されたディジョンの別荘から屋根伝いに逃亡を図るシーンに流れる“屋根を越えて”の2曲から構成されている。前半部分は、最初映画の前半ド・ヴィエモン邸でアルジェリア時代に一族が所有していたブドウ農園の映画が映写されるのシーンと、さらに映画の中盤レノがド・ヴィエモン邸の地下にある秘密の兵器庫を見つけるシーンで流れている。
19は電気アコーディオンが奏でる主題歌のヴァリエーション。ローマ行の夜行列車のシーンで流れる。
20は“舞踏会のソース音楽”と名付けらたピアノと弦楽のコンチェルトだが、映画では使用されなかったようだ。最もそれらしきド・ヴィエモン邸の夜会シーンでは、CD未収録の曲が流れている。
21はストリングスのイントロに続いて女声ヴォーカリーズをフィーチュアした“陰謀のテーマ”で構成される。イントロ部分のみ、前述のように16の一部と共に使用されている。
23は“陰謀のテーマ”のフーガ風変奏。映画の中盤、ルイ殺しの嫌疑をかけられたレノの逃亡シーンに使用されていた。
24は主題歌のオーケストラヴァージョン。映画の後半、曲名通りレノとアンヌがローマへ向かう場面で使用されている。
25は曲名が示す通り、ローマのコロッセアムで展開されるラストシーンの音楽。
26も曲名通り、レノとアンヌが捕われたディジョンの別荘から火事騒ぎに乗じて逃亡するシーンの音楽。
27は“陰謀のテーマ”のストリングス・アレンジ。レノとアンヌがローマに到着し、レノがひとりコロッセアムに向かうシーンの音楽。
29メイン&エンドのタイトルバックに流れる女性ソロボーカルによるフランス語主題歌。作詞はピエール・バルーだが、歌手名のクレジットはない。

CDに収録されていない主な音楽としては、
①スタジオロゴ/オープニングの“陰謀のテーマ”からメインタイトルバックの主題歌へのブリッジ音楽
②おもちゃ風のピアノによるヴァージョンのワルツ曲“セーヌのシーン”
③レノがポールに公園でキャッチボールを教えるシーンの短い曲
④ド・ヴィエモン邸の夜会シーンに流れる主題歌のインスト(ピアノと弦楽)
など

 アナログ時代の唯一のレコードはウエイン・キング楽団によるカヴァー演奏(編曲ウェイン・ロビンソンWayne Robinson)で、“DREAM A LITTLE DREAM OF ME”というアルバム(米Decca DL 75070)に収録されていた。

画像はウエイン・キング楽団によるカヴァー演奏を含むアルバム と スペイン版DVD
 

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